今回は、ハイエースの内装保護のために取りあえず買ってみた防水素材のラゲッジマットが、思いのほかで良かったので紹介いたします。
安価ながら、仕事で使うのでなければ十分な強度と、防水・防汚・防傷性能を有する製品ですので、荷室の保護を考えている人にはお勧めできるものだと思いますので、お付き合いいただきたく思います。
皆さんは車をどういった用途に使用しているでしょうか?
私はレジャーが趣味で、アウトドア用具を積んだり、車中泊をしたりします。時にはバイクや車の部品なんかも積みます。
そこで、いつも気になっているのが、荷物の積み下ろしでつく傷がつかないか、ひどい汚れが付かないかといったことです。
同じような趣味を楽しまれている方は同じような悩みは多いのではないでしょうか?
これまでは、古い毛布やタオルケット、レジャーシート、ラゲッジトレー等を引いて対処していましたがそれぞれ欠点がありました。
毛布・タオルケット
Good・・・そこそこ安価。スペースを有効活用できる。
Bad・・・ホコリが出る。水分は貫通する。
レジャーシート
Good・・・安価。そこそこ水に強い。スペースを有効活用できる。
Bad・・・積み荷が滑る。うまくひかないとゴミや水が落ちる。破れやすい。
ラゲッジトレー
Good・・・それなりの耐久性と、高い防水性をもつ。
Bad・・・デッドスペースができる。
といった感じで、どれも一長一短で特に赤字の部分はストレスの大きなネガティブ要素でした。
これらの問題を解決するにはフロア全体を保護するしかないのですが、具体的な方法は大きく2つ。
フロアを高強度なパネル材に入れ替える、あるいはラゲッジマットをひく(またはその両方)といった方法が考えられます。
それぞれの良い点悪い点を書き出してみました。
フロア材の入れ替え
Good・・・硬くフラットな床。
素材次第で、高い耐久性・防汚性・防水性をもつ。掃除が楽。
バイク等面圧の高い積み荷もそのまま積める。
Bad・・・ 高価(数十万円)。
ラゲッジマット
Good・・・それなりの耐久性と、高い防汚性・防水性をもつ。掃除が楽。
外せる。
Bad・・・ 構造体としての強度は低い。
予算さえ確保できれば、フロア材を入れ替えてしまえば良さそうなのですが、一つ問題が。
仕様が固まっていないのです。
搭乗者数を増やす可能性があるので、フロアパネルを張り替えてしまうのはリスク※があります。
※新たにシートを付けるには、台座や、シートレールをフロアに装着する必要がある。
しかし、早く対策を講じないと、傷や汚れが付いてからでは後悔してしまします。
ということで、先ずはラゲッジマットで対処することにしました。
用意したもの
今回要したものは、こちらのラゲッジマット
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ユーアイビークルさんの製品もかなり良さそうだったのですが、今回は価格を重視し、その中でも評価の良さそうだった本品を選んでみました。
(商品名がよくわからないのですが・・・)
取り付け作業

先ずはきれいに掃除します。
まだきれい!

広げてみると、少し大きい様で端が若干浮いたり、中央部が波打ったりしますがモノは良さそうです。
ニオイはさほど気になりませんでした。

大まかな位置を決めたらシートベルトとの干渉部分を加工します。
写真のように干渉部位が立体的な造形になっているのでとても分かりやすいです。

ゴミや液体がこぼれない様、淵を残して切り取ることにしました。
カッターナイフで加工したのですが、厚さ2㎜程のTPV材ですのでそこそこ力が必要になります。
勢いあまって切りすぎたり、自分を切らない様注意しましょう。

シートベルトを元に戻すと、思いのほかいい感じです。
これなら、ちょっとした液体をこぼしても問題ありません。

本品は2ピース構造で、前後をベルクロで張り合わせる仕様になっています。
確りとフィッティングを行うと、干渉する部分があるので余分な部位を切り落とします。

加工が終われば、ベルクロテープを張っていくのですが、マット表面には、離型材かワックスの様なものがついているので、アルコールなどであらかじめ確り拭いておきます。

張り合わせて完成です。
作業はとても簡単ですので、気軽に試せるのではないでしょうか。
感想
このマットを導入して半年ほど使用していますが、必要十分な機能を発揮しています。
良い点は、まず、十分な強度と積み荷が滑らない点があげられます。
タイヤや、キャンプ道具・釣り具・自転車程度の積荷を載せましたが、滑ったり破れたりといったことはありませんでした。
ただし、RVボックスを引きずったとき引っ掻き傷の様な跡が付いたことがあるので、とがった荷物は引きずらない方が良さそうです。
次に、防汚・防水性能ですが、これは期待通り!
雨に濡れたキャンプ道具を積んでも、水滴や泥汚れをしっかり受け止めてくれました。
荷物についたちょっとした土汚れや水滴は気にしなくてもよくなったため、レジャーや買い出しに出かけるときの面倒くささがなくなりました。
また、マットが汚れてもウェス等で拭けば、直ぐにきれいに出来るので、掃除がすごく簡単になったことも嬉しい点です。
良くない点は、構造物としての強度が高くはない点が挙げられるでしょうか。
波板構造なので重いものを載せるとどうしても変形してしまいます。

しかし、この点はコンパネなどの高強度の合板を更にひいては対応することにしました。
まだ、WR250を積んではいませんが、カブや工具満載の工具箱を載せた感じでは十分に重さを分散してくれている様で、フロアにめり込んだりはしていません。
毎週のようにトランポをするのでなければ、大丈夫かなと思っています。
今のところ。
また一方では、この構造のおかげで軽量に仕上がっており、取り外しは容易になっているため水で洗ったりするのは容易になっています。
サイズが少し大きいため、端が浮いたり波打ったりはしているのですが、使っているうちに徐々に馴染み、目立ちにくくはなります。
値段を考えると十分以上かなと、私は感じていいますが、許せない人は別製品を選ぶほうがよいでしょう。
結論
レジャー・スポーツ用具を積むことがあり、車内はあまり汚したくない。でも、それほどお金はかけたくない。という人には、お勧めです。
ハイエース乗りでは比較的少人数かもしれませんが、用途は固まっていない人でも・・・
汚れているモノ。あるいは、外に置いたモノ・外で使うようなモノを載せる機会がある人は、取りあえず導入しておいて良いんじゃないでしょうか。
もろもろの手間を考えれば、レジャーシートなどを使うより効果が高いうえ、時間・費用・労力の面で優れていると思います。
構造的な強度は高くないですが、更にコンパネ等の丈夫な板材をひいてあげれば、バイクのトランポ等の面圧の高い荷物の運搬にも対応可能です。
用途が固まっていて、予算がある人は最適な床材・レイアウトにカスタムしてあげるとよいと思います。
しかし、仕様が固まっていない人。予算が準備できていない人には、アリな選択肢だと思います。
今回は以上になります。
皆様も良いバンライフを!
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