WR250R エンジンオイルを交換しよう!

モーターサイクル

本日はWR25Rのエンジンオイル交換を行おうと思います。

絶版となって数年が経過したWR250シリーズですがその贅沢なつくりと性能、そしてスタイリングからまだまだ人気の高い車種です。

私のWRは2007年式ですが、まだまだ乗り回そうと思っていますので今日はメンテナンスの1つとしてエンジンオイルの交換をやっていこうと思います。

取扱説明書によると、オイル交換のタイミングは、初回は1000km時または1ヶ月点検時に行い、それ以降は6000km走行毎または1年毎に行うとよいとされています。

オイルフィルターも、初回交換は1000kmまたは1ヶ月点検時に行い、それ以降は18000km毎、つまりオイル交換3回に1回程度の交換が推奨されています。

YSPでも同様の事を教えてもらいましたが、次のような助言をもらいました。

・高価なオイルを長距離(例えば7000km以上とか)使ったりするよりも、安価なオイルを短距離(例えば4000kmとか)で交換するほうが良い。

・エンジンの高回転域をよく使う場合は、短距離(例えば4000kmとか)で交換するほうが良く、また余裕があるのであればオイルのグレードを上げてるのも良い。

私の場合、林道に行くと低いギアで高回転域をよく使用していますので、細目にオイル交換をした方が良さそうです。

オイルも良いものを使用したいですが、ケチって交換サイクルが伸びては意味がないので、身の丈にあった価格であることも重要です。

調べた結果、今回はヤマルーブを使用したいと思います!

・純正の安心感

・手ごろな価格

・身近の使用者から、悪い評判をほとんど聞いたことがない

といった点から、本シリーズから選ぶことにしました。

ヤマルーブの4stオイルラインナップ ※スクーター用除外

スタンダードプラス ・・・ベーシックオイル ※現在使用
コストパフォーマンスにすぐれており、大半のヤマハ車は工場出荷時に充填されている
(鉱物油,粘度規格=10W-40,ASO=MA2) 定価¥1,400/L

スポーツ ・・・ミドルグレードオイル
排気量や車種を問わず、ストリートからツーリングまであらゆるシーンに対応
(部分合成油,粘度規格=10W-40,ASO=MA2) 定価¥1,900/L

プレミアムシンセティック ・・・アッパーグレードオイル
大排気量車両・夏場の渋滞運転など過酷な状況に強いオイル
(化学合成油,粘度規格=10W-40,ASO=MA2) 定価¥2,500/L

RS4GP ・・・ハイエンドオイル
低摩擦特性を備えつつ、過酷な高負荷・高回転条件に耐える油膜保持性および、せん断安定性に優れたヤマルーブシリーズ最高峰。
(100%化学合成油,粘度規格=10W-40,ASO=MA2) 定価¥3,450/L

★はYSPのおすすめでWR250の場合、サーキットやコースでしか使わないといったケースでないならRS4GPは使わなく大丈夫とのこと。
水冷エンジンなので油温をコントロールしやすいことも理由なようです。

そこで私が選んだのは・・・。

プレミアムシンセティック!しかも20L缶(笑)

予算的には¥1,500/Lくらいにしようと思っていたのですが、ネットで買うと¥1,100/L程度で買えてしまえるではありませんか!。
化学合成油なのにお値打ちであること、缶が欲しかったという愚かな理由でペール缶買い・・・。

ほら、バイク屋で20L缶を椅子にしたり、収納に使ってるのってカッコよく見えるじゃないですか!(私だけ?)

ただし注意点として、オイルも酸化や吸湿により経時劣化が進みます。

私の場合は友人とシェアするため消費は早いと思いますが、一人で消費し機能を重視するなら1L缶2本か4L缶買う方が良いと思われます。

とどきました!ヤマルーブ!
前回の交換から約4000km走行していましたので、さっそく交換です。

準備するもの

・ストレートでない、めがねレンチ または、ソケットレンチ(12mm)。
・トルクレンチ(締め付けトルク2N・m)
・廃油を捨てる容器
・エンジンオイル
・オイル充填用容器
・オイルドレンワッシャー(ドレンワッシャー M12用)

手順

・エンジンの暖気
・トルクレンチ(締め付けトルク2N・m)
・廃油を捨てる容器
・エンジンオイル
・オイル充填用容器
・オイルドレンワッシャー(ドレンワッシャー M12用)

・オイル抜き

・オイル充填

1.暖気運手を行い按針オイルを温めます。

この作業はやらなくても大丈夫だとは思いますが、オイルが抜ける速さ、ひいては全体の作業時間が結構変わります。

エンジンオイルはその温度によって流動性が大きく変わります。

オイルの種類にもよると思いますが、油温10℃程度の場合、オイルを抜くのに30~40分かかっていたものが、40℃程度の場合は10~15分程度で完了するので、環境が許せばやってみてはいかがでしょうか。

個人的な感覚ではエンジンを触って人肌くらいの温度になれば、油温は大体40度を超えています。気温にもよりますが、アイドリング1分程度といったところでしょうか。

2.オイルフィラーキャップを外します。

もし外せなかった場合、先にオイルを抜いていると自走できなくなってしまいますので先に確認・解放しておきます。

まずないとは思いますが、トンでもない力で締め付けてあったり、固着していたりすることがある様です。

もしそんな個体に遭遇したら、メンテ状況が気になるところですが・・・。

3.廃油受けを準備します。

私は古紙や使用後のウェスなどを入れたコンビニ袋を廃油受けに使用し、廃棄していますが、エーモン工業 ポイパック(2.5L)などを使用すると諸々の準備が不要で楽ちんです。

※廃棄方法は所属する自治体のルールに沿ってください。

WR250は足が長いので、廃油受けを地面に設置すると結構な隙間が空きます。風が強い日などはオイルが飛び散ってエライことになったりしますので、箱に入れ台座を設置するなどして隙間を狭くするのがお勧めです。

4.ドレンボルトを外し、エンジンオイルを抜きます。

レンチでドレンボルトを緩めます。
分かり辛いですが、ストレートタイプのレンチだとフレームに干渉してしまいますので、めがねまたはソケットレンチが良いと思います。

緩んだボルトは指先で簡単に外すことができますので、廃油受けの位置を改めて確認してから外しましょう。
分結構な勢いでオイルが飛び出すので、最初は慌ててこぼすリスクがあります(笑)
私の使ってるものは干渉しない造りになっていますが、アンダーガード装着車は外さないとドレンボルトに触れないものもあるので、「あれ?ドレンボルトどこ?」となった場合は確認してください。

4,000kmほど使用したのですが、結構汚いですね・・・。
汚れるということは、仕事してくれていると言うことだと思いますので、良しとしましょう。
中には、6,000km使用したのにまだまだ透き通っているものもあるそうです。
私はそういうのにあたったことはないですが、それって逆に怖いですよね・・・。

5.エンジンオイルを充填します。

オイルを抜き取ったら、汚れをふき取り、ドレンボルトをも元に戻します。
この時、ドレンボルトワッシャーを交換しましょう。

また、ボルトの締め付けトルクは意外と弱い(20N・m)ので注意が必要です。
無理にそろえる必要はないと思いますが、私の場合アルミ部品でナメるのが怖いのでトルクレンチを利用しています。
私は東日のMTQL40N(5~40N・m)を使用していますが、バイク・車のメンテでよく使うトルク域をカバーしていて使い勝手が良く、校正も対応していますのでオススメです。

今回はオイルフィルターを交換しませんので、オイル量は1.3Lほど。
ジョッキなどを使用して、計量・充填しましょう。

美しい!。

エンジンオイルの充填時は先に外したオイルフィラーキャップの場所から行います。

充填完了後、少しアイドリング行いオイルを循環させ、しばらく静置してから油量の確認を行います。

ボディプレスをくらわないよう、車体を水平状態にして確認窓を確認します。
確認窓の上下に2本マーカーが印してありますので、液面がその間にあることを確認出来れば問題ありませんが、少ない場合は補充してあげてください。

感想

エンジンオイル交換は簡単ですし、バイクへの愛情も増しますのでとてもおすすめです!
今回思いのほかオイルが汚くてびっくりしたので、つぎはフィルターも交換しようと思います。

それではごきげんよう。(^^)ノ

コメント

タイトルとURLをコピーしました